中国主席、5年ぶり訪欧開始 中仏関係「国際社会のモデル」

Michel Rose Noemie Olive

[パリ 5日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は5日、フランスのパリに到着した。5年ぶりの欧州訪問となる。

アタル仏首相に迎えられた習氏は声明で、中仏関係は「異なる社会システムを持つ国同士の平和的共存とウィンウィンの協力という国際社会のモデルだ」と称賛した。

6日にはマクロン仏大統領や欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長と会談する。

マクロン氏は習氏に対し、貿易不均衡を是正するとともに、ウクライナ侵攻を続けるロシアに影響力を行使するよう求める見通し。

フランスは中国の電気自動車(EV)輸出を巡るEU調査を支持しており、中国は1月、フランス産が大部分を占めるブランデー輸入について反ダンピング(不当廉売)調査を開始した。

習氏は7日にマクロン氏と仏南西部ピレネー地方を訪問後、ロシアと友好的な関係を持つセルビアとハンガリーを訪れる。

© ロイター