福島市の県立美術館は5日、声の大きさを気にせず美術鑑賞が楽しめるトークフリーデーを初めて実施した。
乳幼児やその保護者、障害のある人の利用促進を図る狙い。この日は子どもの日に合わせ、親子連れで館内を巡る「こどもミュージアムツアー」を初めて開催。学芸員の白木ゆう美さんと斎藤恵さんの案内の元、県内外から参加した親子約20人は展示品の感想を話しながら、美術館を身近に感じていた。家族4人で参加した福島市の会社員氏家大輔さん(39)は「普段は静かに鑑賞しなければと幼い子どもたちの様子に気を遣うが、今日は家族で会話しつつ作品を楽しめた」と笑顔で語った。
トークフリーデーは9月16日と11月3日にも実施する。