株式会社嵐で5人の個人事務所にも注目 オフィスにのから大野、櫻井会社の“らしい”特徴まで活動の拠点事情

嵐(C)ピンズバNEWS

STARTO ENTERTAINMENTが本格始動した4月10日、嵐の相葉雅紀(41)、松本潤(40)、二宮和也(40)、大野智(43)、櫻井翔(42)は「株式会社嵐」を設立したことを連名で発表。

11月3日にはデビュー25周年の記念日を迎えることもあり、今年は難しそうだが来春には復活コンサートが開催されるのではという話が浮上し、複数のメディアでも報じられている。グループに今年の動きがなければ、もうしばらくはソロでの活動、個人事務所をベースとした活動が中心になっていきそうだ。

「『株式会社嵐』の設立もそうですが、大野さんが4月25日発売の『女性セブン』(小学館)の直撃取材に応じ、さまざましゃべってくれたことも大きな話題を呼んでいますよね」(ワイドショー関係者)

『女性セブン』の直撃取材に大野は、グループの再稼働への明言は避けつつも《それほど深刻じゃない感じでみんなで話し合っていくと思います》と希望を持たせてくれるようなコメントをしたほか、5人で話し合って「株式会社嵐」を設立したことなどを明かした。

「しかし、その口ぶりからもやはり、すぐに嵐の再稼働はなさそうだということも伝わってきます。来春コンサートを開催するにしても、あと1年ほどはメンバーはそれぞれ個人での活動に専念することになりそう。

個人での活動については、独立した二宮さん以外のメンバーはそれぞれの個人事務所経由でSTARTO社とエージェント契約を結んでいるとみられています」(前同)

二宮は、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、2023年10月に旧ジャニーズ事務所から独立。個人事務所「オフィスにの」を設立して再スタートを切った。

「『オフィスにの』の設立は昨年10月30日。代表取締役にはスポーツジャーナリスト・増田明美さん(59)の夫・A氏が就いていて、本店住所もA氏のオフィスと同じです。

二宮さんの場合、ジャニー氏の件があっての独立ですから他のメンバーと事情が違いますが、実は二宮さん以外のメンバーも2019年から2020年にかけて、似たようなタイミングで個人事務所を設立しているんです。

これは“活動休止後”を見据えての動きだったのではないでしょうか。そして個人事務所からはメンバーそれぞれの“らしさ”も伝わってくるんです」(同)

■大野智は副業にリンク、松潤は旧ジャニーズ事務所と同じ住所に設立

大野は2020年4月22日に「株式会社S」を設立。発行済株式の総数は100株、資本金は100万円、代表取締役には大野とともに姉の名前があるという。

「注目すべきは目的欄です。『演技者、タレント、音楽家、画家、脚本家、監督、プロデューサー及びその他のアーティストの育成及びマネージメント』『音楽・芸能等のイベント、映画、演劇、演芸、絵画展等の企画、制作、興行』とあり、“絵画展等の企画”など大野さんらしい目的に加え、芸能活動についてもしっかりと記している。会社設立当時は、今後も芸能活動もやっていこうという思いがあったのでしょうね。

さらに『不動産の賃貸、管理、保有及び運用』と『飲食店の経営』という記載もあり、今、大野さんが手掛けているという事業にもつながってくるんです」(前出のワイドショー関係者)

大野を巡っては、沖縄・宮古島で1200坪の土地に巨大リゾート施設を開発中であること、島内の繁華街にある、俳優の中村昌也(37)が店長を務めるバーの事実上のオーナーが大野であることがこれまで多く報じられてきた。前述の『女性セブン』の記事によると、リゾート施設は6月にも開業予定だとされる。

大野はさらに、プライベートでも親しくしている映像制作会社役員を代表取締役に立て、不動産管理や土地の売買などを行なう会社も設立。5~6年ほど前から都内に土地を購入し、賃貸アパートを経営するなど不動産事業を展開しているという。

「宮古島のリゾート事業とバー経営に大野さんの個人事務所が直接関わっているわけではないようですが、個人会社の目的欄に強くリンクします。今後、大野さんが“何をやっていきたいのか”がうかがえますよね」(前同)

松本は2019年8月29日に旧ジャニーズ事務所と同じ東京都港区の住所に「株式会社imagine」を設立。取締役には松本とともに父親、母親も就いているという。

「Snow Manメンバーなども旧ジャニーズ事務所と同じ住所に個人事務所を設立していますが、松本さんがその走りでした。藤島ジュリー景子元社長(57)をはじめとする上層部からの信頼が厚かったから実現したと見られています。

そして個人事務所の目的欄には『俳優、歌手及び芸能タレントの育成及びマネジメント』とあり、嵐のプロデューサー、後輩グループのコンサートの演出なども手掛ける松本さんらしいですよね。

さらに注目すべきは発行済株式総数と資本金です。発行済株式総数は999株、資本金は999万円。これは松本さんが2016年に主演、大ヒットし、2018年には続編が放送され、2021年12月には劇場版も公開されたTBSドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』にちなんだものでしょう」(同)

■「有価証券の保有、運用、投資及び売買」櫻井翔らしい個人事務所

櫻井は2019年6月27日に「株式会社U」を設立しており、代表取締役と取締役の欄には母親と見られる名前があるという。

「ラップ担当の櫻井さんらしく、“大きなことをぶち上げる”ような社名です。目的欄には『所属アーティストの出演のためのマネジメント業務』といった芸能事務所らしいものだけではなく、『有価証券の保有、運用、投資及び売買』というものもある。これは他のメンバーの個人事務所には見られない項目です。

慶應大学卒で『news zero』(日本テレビ系)でキャスターを務めるインテリな櫻井さんらしいですよね。計画的に、株をはじめ、さまざまな投資もしていて、しっかりと蓄えていそうな感じですよね」(前出のワイドショー関係者)

櫻井の個人事務所設立に先駆けること約2週間前、相葉は2019年6月11日に「株式会社I」を設立している。

「相葉さんの名前を連想させる社名です。しかし、それ以外は芸能人の個人事務所としては至ってベーシックな項目ばかり。他のメンバーと比べて特徴的な感じでもない。ただ、それが老若男女問わず愛される相葉さんらしさと言えばそうかもしれません。

すでに嵐の5人は、『株式会社嵐』経由でSTARTO社とエージェント契約を結んでいます。そして、現在のような個人活動の場合は、個人事務所経由でSTARTO社とエージェント契約を結んでいると見られています。

少なくともあと1年は個人活動がメインになりそうですから、メンバーそれぞれの個人事務所は、さらに重要性が増していくことになりそうです」(前同)

この1年は、個人活動が中心になりそうな嵐。「株式会社嵐」を中心に、5人が揃って活動する日を期待するファンは多数いる――。

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