福島県二本松市東和地域の羽山の麓にクマガイソウが咲き誇る。淡い紫色の花が、訪れる人を魅了する。
クマガイソウはラン科の多年草で、扇状に広がる葉の間から袋状の花を咲かせる。約20アールの杉林に約2万株が群生する。園主の五十嵐文一さん(79)が50年近く前に2株を植えたのが始まりで、年々増え続けている。五十嵐さんは「今年は気温が暖かく一週間ほど早く見頃を迎えた。20日ごろまで楽しめそう」と話す。
来場者には1人400円の管理協力金の負担をお願いしている(高校生以下は無料)。
【アクセス】東北自動車道二本松インターチェンジ(IC)から車で約40分