TOKIO―BAにキャンプ場や温泉整備へ 2周年で国分さんが構想明らかに 福島県西郷村

トキオバの未来予想図を熱く語る国分さん

 人気グループ「TOKIO」が福島県西郷村に開設した活動拠点「TOKIO―BA(トキオバ)」は、新たにキャンプ場や温泉施設などの整備に乗り出す。オープン2周年を迎えた5日、メンバーの国分太一さんが現地を訪れ、構想を初めて明らかにした。

 TOKIOは福島県の南の玄関口である西郷村を拠点に約8万平方メートルの土地を整備しながら、県民らとの交流プロジェクトを繰り広げている。開設以来、場内ではシンボルツリーの植樹やツリーハウスの建設などを進めてきた。

 トキオバの詳細はこれまで語られず、関係者も知らなかったという。国分さんは場内のイメージ図を旗に描き、来場者に発表した。多くの人により長く滞在してもらいたいと、キャンプ場や温泉施設の運営を決意。国分さんが「温泉掘削や施設の建設など、みんなで作業したい」と語ると、場内から歓声や拍手が湧き起こった。

 全国からアイデアを募りながら詳細を詰める。両親と訪れた仙台市の氏家想良斗(そらと)さん(6)は「一緒に温泉を掘ってみたい」と目を輝かせた。国分さんは「唯一無二の場所を作り上げるために協力してほしい」と呼びかけた。

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