専大松戸・水谷 頼れる5番大暴れ 第77回春季千葉県高校野球大会・決勝

専大松戸─中央学院 9回表専大松戸1死満塁、水谷が2点二塁打を放つ=千葉県総合SC

 ▽決勝(県総合SC) 専大松戸 100101113―8 001101001―4 中央学院

 専大松戸の水谷南音が4安打3打点と気を吐いた。中でも九回の2点二塁打には手応えをにじませ「(後続に)つなぐ意識を持ちながら1アウト満塁だったので、ダメ押しを狙った。(狙い球は)真っすぐに絞った」と笑顔で振り返った。

 今大会は11安打8打点の大活躍。打席ではタイミングを取ってバットが振れている。四回の第2打席は右前へ適時打をはじき返すと、六回は先頭打者として最初のストライクを見逃さずに二遊間へゴロで射抜いた。

 打席ごとに打球の鋭さは増し、八回の第4打席はライナーで三遊間を割ると、「いいバッティングだった」と自賛。頼れる5番打者は「最初の打席からピッチャーにアジャストできるようにして、甘い球を1球で仕留められるようにしたい」と意欲にあふれた。

© 株式会社千葉日報社