昭和モダニズム建築の魅力 津山文化センター「見学ツアー」 B’zファンの姿も/岡山・津山市 

津山城跡内に位置する複合文化施設の津山文化センター=岡山県津山市山下=で5日、「見学ツアー」が開かれ、約40人が昭和モダニズム建築として名高いセンターの魅力に触れた。

職員の案内で、1965年にしゅん工、2020年にリニューアルオープンした建物の独特な構造や意匠、さまざまな設備を見て回った。

ホワイエの個性的なレリーフや、社寺建築に見られる「斗栱(ときょう)」をモチーフにしたコンクリートの柱、3階席まで1003席の赤い客席を見渡す舞台などについて説明を聞きながら巡った。屋上や楽屋など、普段足を踏み入れることのできない場所も訪ね、参加者は興味津々の様子だった。

今年は、人気ロックバンドB’zのボーカル・稲葉浩志さんのソロツアー(8月13、14日)の会場になるということもあって、熱心なB’zファンの姿も見られた。津山市内在住の男性(30)は「リニューアルしてから来るのは初めてだが、構造やデザインを新鮮な気分で楽しむことができた。8月のライブのイメージがわいた」と話していた。

館内を見学する参加者

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