【メトロック直前】週末の大阪は土曜まで晴れるも日曜は下り坂 過去~当日まで天気や気温を解説!

ゴールデンウイークを過ぎれば春フェスシーズンも後半戦!今週末と来週末はMETROPOLITAN ROCK FESTIVAL(通称:メトロック)が東西で開催されます。
まずは、今週末に開催される大阪会場について、過去の天気をもとに傾向を知り、当日の天気や気温、雨対策について確認していきましょう!

METROPOLITAN ROCK FESTIVALとは

METROPOLITAN ROCK FESTIVAL(通称:METROCK・メトロック)は、毎年5月に開催される野外音楽フェスティバルです。東京会場は2013年から、大阪会場は2016年から開催されていて、2会場・2週末に渡って音楽ファンを盛り上げてくれます。
会場は、東京が新木場にある“若洲公園”、大阪は堺市にある“海とのふれあい広場”で、いずれも海に面した場所にあります。

大阪会場の海とのふれあい広場はどんな場所?特徴やアクセス方法とは

海とのふれあい広場は、大阪府堺市にあり、バーベキュー広場やドッグラン、魚釣りを楽しめるスポットです。面積は27.9haと、およそ東京ドーム6個分の広さがあり、海沿いで大きな建物もないため、開放感があります。
普段は車で行くこともできますが、フェス来場者は会場へ車で行くのはNGで、南海電鉄の堺駅近くから当日は無料のシャトルバスが運行されます。

過去のメトロック大阪会場の天気の特徴

ここからは2016年以降の開催期間(※中止となった2020年・2021年を除く)の天気を、南東方向に約7.5km離れた大阪府・堺のアメダスで見ていきましょう。堺のアメダスは内陸なのに対して会場は海沿いのため、局地的な現象は把握しきれない部分があります。

過去の開催期間中、大阪府・堺のアメダスで最も気温が高かったのは、2016年初日の27.5℃で、この年は2日目も27.3℃と7月中旬並の暑さとなりました。2019年までは夏日になることが多かったものの、コロナ禍の中止期間を経た2022年以降はトーンダウンしています。
この時期に気温の下がる要因は雨で、雨が降ると気温が低めとなり、2017年・2018年の初日も少しヒンヤリとしました。また、春らしく寒暖差が大きいのも特徴で、朝晩と日中で10℃以上も変化があった年もありますので、終演間近や帰宅時間などは羽織るもので調整が必要です。

一日の降水量の合計が0.5mmを超えたのは全日程中の約42%です。その中でも10mmを超えたのは2回で、2017年1日目の39.5mm、2023年1日目の12.5mmです。2022年は開催前日に1時間13mmの雨が観測されていて、開催初日の明け方まで雨でしたが、開演前には回復しています。まとまった雨が降ると地面は沼地のようになるため、足元に注意が必要です。

メトロック大阪 2024年の天気はどうなる?

11日(土)は、晴れて日差しが届き、気温がグングン上昇するでしょう。日中は27℃前後まで気温が上がり、厳しい暑さとなりそうです。体がまだ暑さに慣れていないため、5月は気温が急上昇すると熱中症の搬送者数が増える傾向があります。喉が渇く前に水分をとり、適宜休憩をはさむようにしましょう。食事も十分にとってください。
12日(日)は、西から前線が接近するため、天気はゆっくりと下り坂へ向かうでしょう。午前中は多少晴れ間がありそうですが、雲の多い天気で、雨のぱらつくことがありそうです。前線の通過するタイミングがまだ不確実で、6日(月)現在は夜遅くから活発な雨雲が掛かる予想ですが、降り出しのタイミングが早まる可能性もあります。最新の情報を確認し、雨具の用意もしておきましょう。気温は初日よりはトーンダウンしますが、25℃前後まで上がり、ムシムシした体感となりそうです。

雨の野外フェスはどう乗り切る!服装や対策グッズを解説

フェスの基本の服装はTシャツにボトム、動きやすい靴です。ボトムは “短パン+レギンス”がおすすめで、スカートやワンピースでもよいですが、雨の日は着替える可能性も考慮して上下セパレートの服装がよいでしょう。丈の長いスカートは汚れることもあるため、避けた方が無難です。
雨対策のポイントは大きくは2つで、レインウェアと靴選びです。レインウェアは蒸れて暑さを感じることもありますので、中に着る服は通気性の良いものをお選びください。

<レインウェアの選び方>
レインウェアは、耐水圧や透湿度が重要です。小雨であれば耐水圧は300~500mm程度、大雨の場合は耐水圧が10,000mm以上のものをご用意ください。おすすめはゴアテックス素材です。
形は、コート型やポンチョ型、セパレート型がありますが、それぞれメリットデメリットがあります。フェス用に新調するのであればポンチョ型かセパレート型がよいでしょう。

・コート型
スタイリッシュで普段使いもしやすいですが、膝丈のものが多いため、下半身は濡れてしまいます。

・ポンチョ型
着脱しやすく、リュックなどを背負ったまま着られます。丈の長いものもあり、アウトドアにぴったりですが、風に弱いです。

・セパレート型
防水性が高く、大雨でも安心感はありますが、脱ぎ着するのが面倒です。

<靴の選び方>
大雨の場合、靴は①長靴、②トレッキングシューズ、③スポーツタイプのサンダルのいずれかでしょう。
こちらもそれぞれメリットデメリットをみていきます。

・長靴
長靴は膝下までガードできますが、重さや蒸れやすさ、疲れやすさがデメリットです。また、雨が止むと荷物になってしまいます。

・トレッキングシューズ
長靴よりカバーできる範囲はせまくなりますが、軽くて疲れづらく、晴れていても履くことができます。

・スポーツタイプのサンダル
ビーチサンダルやヒールのあるものは危険ですが、スポーツタイプのサンダルはある程度の雨に対応できます。しっかり固定できるものをお選びください。

<参考>
・METROPOLITAN ROCK FESTIVAL公式サイト
https://metrock.jp/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

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