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5月5日(現地時間4日)、「NBAプレーオフ2024」カンファレンス・セミファイナルが開催され、ウェストではデンバー・ナゲッツがミネソタ・ティンバーウルブズと対決。第4クォーター終盤でウルブズに連続得点を許し、ホーム戦スタートのナゲッツがGAME1を落とす結果となった。
ナゲッツをけん引した大黒柱、ニコラ・ヨキッチは32得点8リバウンド9アシスト3スティールとトリプルダブルに迫る活躍を披露。カール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベア、ナズ・リードといったリーグ屈指のビッグマンを相手に奮闘したが、彼らとのマッチアップには想像以上に骨が折れたようだ。
試合後の会見に出席したヨキッチは、記者から「ゴベール、タウンズ、リードのローテーションにどう対処していくか」という質問を受けると、「自分のクローンを作るしかないね」とジョークを交えながら返答した。
「彼ら(ウルブズ)はスモールラインナップができるし、たくさんのメンバーを入れることもできる。フィジカルもあるからリバウンドもかなり強いね。タフなゲームになったし、彼らは本当にディフェンスの良いチームだと思う」
ナゲッツにもマイケル・ポーターJr.、アーロン・ゴードンといったビッグマンはいるものの、パワーやサイズではタウンズらに引けを取るため、ヨキッチにはカバーディフェンスなど求められる役割が多い。その苦労は本人も実感しているようで、絞り出した返答には苦々しさを感じさせた。
ナゲッツにとってもう1つ障壁となるのは、攻防で存在感を放つアンソニー・エドワーズへの対応。第1戦で43得点7リバウンド3アシスト2ブロックの大暴れを見せた若手スターに「もちろん、彼(エドワーズ)はスペシャルな選手だ」とヨキッチは触れる。
「僕は心から彼を尊敬している。彼はフロアでなんでもこなすことができるよ。彼がどれだけ優れていて、どれだけ才能があるのか。対戦相手を楽しみつつ、リスペクトしなければならないね」
ホームでの1戦目を落としたものの、まだシリーズは始まったばかり。7日にはGAME2が開催されるが、ヨキッチ擁するナゲッツはウルブズのビッグマン陣やエドワーズのプレーにどう対抗し、自分たちの強みを押し付けていくだろうか。
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ナゲッツはエドワーズ(右)のプレーを封じこめるか[写真]=Getty Images