こどもの日 思い出乗せて/青森県内3地点真夏日

青空の下、力強く走るミニ蒸気機関車を楽しむ親子連れ=5日午前11時37分、弘前市の城北公園交通広場

 こどもの日の5日、高気圧に覆われた青森県内は全域で晴天が広がった。気温が上がり、最高気温は三戸町で31.1度、弘前市が30.2度、黒石市は30.1度を記録し、内陸部3地点で真夏日となった。弘前市の城北公園交通広場ではこの日限定でミニ蒸気機関車が運行され、子どもたちが額に汗を浮かべながら力強い走りを楽しんでいた。

 青森地方気象台によると、このほかの最高気温は平川市碇ケ関27.7度、五所川原27.5度、八戸26.4度、青森21.5度など。9地点が今年の最高気温、6地点が夏日となり、全域で6月中旬~8月並みの汗ばむ陽気に包まれた。

 弘前市交通広場では昨年、市民に長年愛されたミニ蒸気機関車が20年ぶりに復活した。5日は親子連れが日差しを受けながら長い行列を作り、次々と搭乗。子どもたちは保護者のカメラに手を振ったり、公園内に置かれた本物のD51型蒸気機関車を眺めたりして楽しんだ。

 三沢市から訪れた成田祥平ちゃん(5)は「一度乗ってみたかったからママにお願いした。楽しかった」と喜んだ。

 同気象台によると、6日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夜は雨の所が多くなる見込み。

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