J1で16年ぶりホーム勝利、今季5G注目FW「レンタルだが心も東京Vの選手だと思っている」

東京Vが今季ホーム初勝利【写真:Getty Images】

FW木村の1点目はクラブのホームJ1通算400ゴール目

東京ヴェルディ(東京V)は5月6日、J1リーグ第12節でジュビロ磐田と対戦。FW木村勇大が2ゴールと躍動し3-2と今季ホーム初勝利を飾った。試合後に木村は「メモリアルなゴールを決められて嬉しい」と喜びを語っている。

前半35分にFW染野唯月のゴールで先制した東京V。同41分にはコーナーキックのこぼれ球を木村が押し込む。磐田が後半10分にFWマテウス・ペイショット、同21分にはFWジャーメイン良のゴールで追い付き、2-2まで持ち込まれた。

それでも後半アディショナルタイム9分、MF森田晃樹のスルーパスから木村が抜け出しシュート。相手GK川島永嗣の手に当たったもののそのままゴールインとなり、劇的な勝利を東京Vが手にしている。

試合後に木村は「ここまで声援で支えてもらっていたなか、ホームで勝てていなかった。
2連勝しようと誓って挑んだ一戦で勝利できて嬉しい」と今季ホーム初白星を喜んだ。また木村の1点目はクラブのホームJ1通算400ゴール目となる。本人も「レンタルですけど心もヴェルディの選手だと思っている。メモリアルなゴールを決められて嬉しい」と語った。

2008年以来、J1で16年ぶりのホーム勝利に城福浩監督も「お待たせしました」と笑顔を見せる。2点を先制した前半を評価したものの「後半は反省点は多い」と、失点など苦しんだ45分間を振り返った。

東京Vは12日、J1リーグ第13節で鹿島アントラーズのホームに乗り込む。3連勝を目指し、最前線の木村の覚醒はポジティブな要素の1つとなってくるだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)

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