夫婦岩を結ぶ大しめ縄を掛け替え 33メートル約2トンの稲わら編み込み海へ 五穀豊穣・家内安全願い

福岡県糸島市の二見ヶ浦で6日、
夫婦岩を結ぶ大しめ縄の掛け替えが行われました。

五穀豊穣や家内安全を願う神事です。

桜井神社で60人超える氏子たち

糸島市の桜井神社では、6日午前9時から、二見ヶ浦の夫婦岩を結ぶ大しめ縄を編み込む作業が行われました。

60人を超える氏子たちが、地元で刈り取られた約2トンの稲わらを33メートルにも及ぶ大しめ縄に編み込んでいきます。

参加者
「やっぱり皆様の健康と、自分の長寿を願ってですね、平和を願いながら編み込むのが、櫻井の伝統です」

RKB 江里口雄介 記者
「いよいよ、大しめ縄が海をわたります。きょうは少し波もあってたいへんな作業です。」

氏子たちは大しめ縄を担いで海に入り人の手だけで夫婦岩に上げていきます。

そして10メートルほど離れた2つの岩を結び、大しめ縄は今年も無事に掛け替えられました。

桜井神社 外山穣也 宮司
「新たに若返ったというか、よみがえったような気持ちですね。平穏な1年であってほしいと思います。」

五穀豊穣や家内安全を願って行われる、この夫婦岩の大しめ縄の掛け替えは1957年に再興されたということです。

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