広島がついに今季初黒星 一時は2点差を追い付かれた名古屋、終盤に勝ち越し成功!

2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスが対戦した。

負けないが勝ちきれない試合が続き4試合連続ドロー中の広島が、連敗中の名古屋を『エディオンピースウイング広島』に迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは開始2分、アウェイの名古屋が先制に成功する。パトリックは相手DF佐々木翔のバックパスが短くなったところを見逃さず、相手GK大迫敬介にパスが渡った瞬間を狙ってボールを奪取。そのまま無人のゴールへと流し込んだ。

18分、名古屋がリードを広げる。ペナルティエリア手前から森島司が柔らかい浮き球をゴール前へ送り、稲垣祥が頭で合わせてゴール右下へ流し込んだ。

早々に2点を追いかける展開となった広島は23分、コーナーキックのこぼれ球を回収した越道草太がペナルティエリアの外からミドルシュートを突き刺して1点を返す。29分には東俊希が加藤陸次樹のワンツーパスからゴールネットを揺らしたものの、VARによる長い確認の末、途中でオフサイドがあったとして得点は認められなかった。

1点ビハインドで折り返した広島は、48分に試合を振り出しに戻す。左サイドからマルコス・ジュニオールがファーの中野就斗へストレート性のボールを供給。うまくコントロールした中野は、左足を振り抜いてゴール左下へ流し込んだ。

その後も両チームがゴールに迫るなか、次の1点が生まれたのは84分、名古屋が勝ち越しに成功する。椎橋慧也のロングボールに抜け出した永井謙佑が放ったシュートは、相手DFにブロックされる。永井はすがさずこぼれ球に反応し、クリアを試みた相手DF佐々木にプレッシャーをかけてオウンゴールを誘った。

試合はこのまま終了し、名古屋が逃げ切りに成功して3-2で勝利した。広島は今季初黒星、名古屋は3試合ぶり白星となった。

名古屋は次節、11日にホームでガンバ大阪と対戦する。広島は第13節横浜F・マリノス戦が延期となったため、次回のリーグ戦は15日にホームで行われる鹿島アントラーズ戦となる。

【スコア】
サンフレッチェ広島 2-3 名古屋グランパス

【得点者】
0-1 2分 パトリック(名古屋)
0-2 18分 稲垣祥(名古屋)
1-2 23分 越道草太(広島)
2-2 48分 中野就斗(広島)
2-3 84分 オウンゴール/佐々木翔(名古屋)

【ゴール動画】名古屋、終盤に勝ち越し成功で広島撃破!

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