地域の産品販売で魅力発信 国道399号沿線自治体連絡協議会 川内、葛尾、飯舘に特設コーナー

今年度の事業計画を協議する出席者

 国道399号が通る福島県の5市町村でつくる官民一体組織「国道399号あぶくまロマンチック街道沿線自治体連絡協議会」は今年度、川内、葛尾、飯舘の3村に5市町村の地元産品の特設コーナーを設ける。物販を通して各地域の魅力を発信する。4月30日、浪江町のつしま活性化センターで開いた総会で今年度の事業計画を決めた。

 5市町村は田村、川内、浪江、葛尾、飯舘。特設コーナーの設置場所は川内村の複合商業施設「YO―TASHI」、葛尾村復興交流館あぜりあ、飯舘村のいいたて村の道の駅までい館を想定。今年度上半期の設置完了を目指す。将来的に設置箇所を増やしていく。

 このほか、協議会は今年度、地域情報誌やインターネット上への広告掲載などを通し、沿線の認知度向上を図る。議事では任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に吉田栄光浪江町長を選んだ。任期は1年。

 沿線地域で産品開発などを行う事業者の取り組みの紹介も行った。みやこじスイーツゆい(田村市)、石井農園(浪江町)、Wisteria(葛尾村)が手がけた各製品を試食した。

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