大像山石窟を訪ねて 中国甘粛省

大像山石窟を訪ねて 中国甘粛省

大像山石窟。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

 【新華社天水5月6日】中国甘粛省天水市甘谷県の県城(中心市街地)南西に、古代シルクロードの重要な遺跡の一つである大像山石窟がある。2001年に中国国務院から第5次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)の指定を受けた。山肌に沿って「西低東高」に連なる遺跡は東西2区に分かれ、西区には15カ所の古建築、東区には22カ所の石窟が現存する。

大像山石窟を訪ねて 中国甘粛省

大像山石窟6号窟の大仏。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

 同遺跡で最も重要なのは山の中腹にある6号窟で、高さ34メートル、幅14メートル、奥行き4.5メートルの空間に、高さ23.3メートル、肩幅9.5メートルの仏像が鎮座している。地上200メートルの高さにあり、岩山から削り出された大仏としては中国で最も高い場所にある。石芯に塑土を盛って仕上げた唐代の石胎泥塑(せきたいでいそ)大仏で、早期のガンダーラ仏に見られるひげ、グプタ朝時代の仏像の螺髪(らほつ)があると同時に、頭頂部にある螺旋型の高い肉髻(にっけい)は北魏から盛唐の時代の要素を反映している。仏像に短いひげがあるのは特に珍しく、西域文化の影響が見てとれる。

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大像山石窟の窟内にある塑像。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟を見学する観光客。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟6号窟の迦陵頻伽(かりょうびんが)塑像。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟西区。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟歩廊にある「羲皇故里」碑刻。天水は中国文化の始祖とあがめられる「伏羲(ふくぎ)」の故郷とされる。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟の一角。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山文化テーマパークの大象形人工湖。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟の大仏。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟の大仏。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山文化テーマパークと天水市甘谷県の風景。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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大像山石窟の大仏。(4月7日、小型無人機から、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟の大仏。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/張智敏)

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大像山石窟の大仏。(4月7日撮影、甘谷=新華社記者/馬希平)

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