『ONE PIECE』いまだ謎だらけ…真の実力が未知数の「最強候補」なキャラ3選

ワンピース ニッポン縦断! 47クルーズCD in 徳島 海を見つめる目/エイベックス・ピクチャーズ

人気作品『ONE PIECE』がついに最終章に突入し、目が離せない波乱の展開が続いている。

尾田栄一郎氏は2019年の時点では「5年以内に終わりたい」とも語っており、クライマックスへの展開に期待が高まる。たとえば、過去に登場したキャラの再登場や夢の対決がこれからあるかもしれない。

そこで今回は、これまで登場したキャラで筆者が「実は最強」なのではないかと思うキャラを3人紹介していこう。

■いまだ真の実力は未知数!ジュラキュール・ミホーク

世界最強の剣士として知られるジュラキュール・ミホークはいまだに戦闘シーンも少なく、底知れない力を持っていると予想される。

これまでの描写を振り返ってみると、やはりゾロとの一騎打ちで短刀1本で圧勝する姿が印象的だ。またクリーク海賊団の船を真っ二つにするほどの圧倒的な力を見せつけた初登場シーンで、彼の虜になった人も少なくないだろう。

そのほか、頂上戦争編で白ひげに一撃を放ったときはダイヤモンド・ジョズに受け止められて終わったものの、その威力は「世界一の斬撃」と呼ぶにふさわしいものだった。

また過去において、左腕を失う前のシャンクスとミホークは何度も戦うことがあったが、決着はつかず互角で終わっている。

最近ではシャンクスはユースタス・キッドと戦闘し、「神避」という技で一発で勝利している。これを踏まえると、全盛期のシャンクスと互角で戦っていたミホークは、ルフィやゾロを除く最悪の世代の海賊たちには圧勝できるはずだ。

今はバギーが率いる「クロスギルド」に所属しているが、今後の物語にどのようにしてかかわるのだろうか。これからの展開でその真の実力が明かされていくことも期待される。

■直接的な戦闘描写がない謎多き人物… モンキー・D・ドラゴン

ルフィの父親でガープの息子でもあるモンキー・D・ドラゴンは、いまだに謎が多いキャラである。

これまで直接的な戦闘描写は出てきていない彼だが、おそらく「風」を操っているのではないかと思わせる場面が二度あった。1つ目は、ルフィがローグタウンで処刑されそうになったとき、彼が救われるきっかけとなった突風。2つ目は、ゴミ山の大火事を消し去って住民を救った爆風。これはどちらもドラゴンが起こしたものだと予想されており、その能力は「カゼカゼの実」なのではないかという声もある。

現時点では判断材料が少なすぎるが、革命軍のリーダーであることを考えると少なくともサボやイワンコフたちよりは強いことは想像に難くない。さらに、はっきりと明かされていない彼の能力が今後のストーリーに大きく影響するかもしれない。いずれにせよ、今後も目が離せないキャラクターのひとりだ。

■若い頃の白ひげ級の強さ!? エドワード・ウィーブル

最後に紹介するのは、元王下七武海でもあり、亡き白ひげの実の息子として登場したエドワード・ウィーブル(白ひげJr)。

白ひげの愛人を自称するミス・バッキンを母に持つ彼だが、本当に白ひげの血を引いているのかは謎だ。実際、外見的にも内面的にも共通点はあまりなく、周りからも息子だとは信じられていない。とはいえ体格や肌や髪の色などには似ている部分もあるため、親子でないにしてもなんらかの関係はありそうだ。

ウィーブルは高い戦闘能力の持ち主でもあり、元白ひげ傘下の海賊の船長を16人も倒したり、町ごと壊滅させるほどの暴れっぷりを見せたりしている。海軍本部大将・黄猿もその強さについて、「奴は海賊として… 圧倒的に強い…!!!」「まるで本当に白ひげの若い頃の様に…」と語っていた。

若い頃、つまり全盛期の白ひげを思わせるということは、ウィーブルの強さは相当のものであるはず。能力や覇気が使えるかは不明だが、白ひげと同じく巨大な薙刀を使うのでパワーは上位であると思われる。

現在、ウィーブルは緑牛に敗北して海軍に連れ去られてしまったが、再び登場し活躍してくれるのではないだろうか。個人的にも今後の描写が非常に楽しみなキャラのひとりだ。

今回は個人的に思う「実は最強」なキャラを3人紹介してきたが、もちろんほかにも候補は数多くいる。それぞれの真の実力が明かされていくのが今から楽しみだ。

ルフィとドラゴンのやりとりやミホークとゾロの対決など、読者が期待する展開が実際に盛り込まれるかどうかはわからないが、期待しつつ連載を追っていきたい。

© 株式会社双葉社