京都マスターズ陸上 世界記録を樹立した選手や日本記録を持つ選手も参加!若さの秘訣もさまざま!

日本、そして世界レベルで活躍するアスリートは、若い世代に限ったことではありません。
年を重ねて記録と向き合う京都のトップ・アスリートを紹介します。

マスターズ陸上は、18歳以上であれば、誰でも参加でき、原則5歳刻みの年齢で分けられるクラスごとに争います。
男子の50歳~54歳までのクラスM50で快挙を成し遂げた選手がいます。
寺下健治さん(53歳)は、去年11月、フィリピンで行われたアジア選手権で、M50の400mリレー(4×100mR)の世界記録を樹立しました。
寺下さんは、第1走者としてチームに貢献しました。
今シーズンも大きな目標を持って走り続けます。

【声】寺下健治さん
「(50代・100m)前人未到の10秒台。
みんなに無理やと言われますが(笑)チャレンジしたい」

有川朝子さん(69歳)は、400mの2つのクラスで日本記録を持っています。
(W65・1分14秒48、2019年/W60・1分09秒58 2016年)
ことし70歳になり、クラスが一つ上がる有川さんは、新たな日本記録を狙っています。

【声】有川朝子さん
「現役時代は日本記録に縁がなかった。
マスターズは5歳刻み。
生きている間に5歳ずつ日本新記録を目指せる。
昔速かった選手はやっていない。
生きたもん勝ち」

京都には、亡くなったいまでも、語り継がれる選手がいます。
2015年9月、当時105歳だった宮崎秀吉さんは、M105クラスの100mと砲丸投げの世界記録を打ち立てました。
偉大な宮崎さんの背中を追う選手がいます。
ハードル競技に打ち込んでいる八田努さん(85歳)です。

【声】八田努さん
「107歳まで頑張った宮崎秀吉さんという方がおられまして、洛西ニュータウンにおられた。
その人の葬儀に私だけ呼ばれました。
八田くんだけ呼んでくれと言って亡くなった。
行きましたけれど、あの人の真面目さが欲しいので毎日走っています」

水野敬一さん(86歳)は、ハンマー投げなど投てき競技3種目で、京都記録(M85)を持っています。
この日は調子が出せず、自己ベスト更新とはなりませんでした。

【声】水野敬一さん
「記録があかん、どないしょって言ったら、ここに来るだけで、あなたの年になったら、一番の宝やでと何人にも言われました。
身体が元気なのが取りえです」

若さあふれる選手に、若さの秘けつを聞いてみると?

【声】参加した選手
「水泳です」
「目標と努力!」
「気合いです!」
「好きなことをやること」

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