初演から200年 ベートーベン「第九」を愛好家が合唱 群馬・前橋市

ベートーベンの代表曲「第九」が初めて演奏されてからことしで200年となるのを記念して、群馬県内の合唱の愛好家や県ゆかりの演奏家らによるコンサートが前橋市で開かれました。

このコンサートは、2021年に高崎市で発足した市民団体「ベートーヴェン研究会」が開いたものです。

日本では年末の風物詩としておなじみのベートーベンの「交響曲第9番二短調」いわゆる「第九」は、オーストリアのウィーンで1824年の5月に初めて演奏されてからことしで200年になります。研究会では、歌に込められられた人類への愛や平和へのメッセージを見つめなおそうと、今回のコンサートを企画しました。合唱には11歳から89歳までの愛好家およそ50人が参加し、2年あまりの練習を経てきょうの本番となりました。コンサートには県内出身のプロの演奏家も参加して、きょう限りのオーケストラが編成されました。訪れた人は、ベートーベンが残した美しい音色に聞き入っていました。

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