「足跡追及」など4競技で警察犬の能力競う

とちぎテレビ

犯罪の捜査や行方不明者の捜索などに協力する警察犬の日頃の訓練の成果を競う競技会が、5月6日下野市の栃木県警察犬訓練所で開かれました。

この競技会は、日本警察犬協会栃木支部の主催で、警察に協力する嘱託の警察犬や警察犬を目指している犬など49頭と、指導士と愛犬家30人が出場しました。

競技は、足跡の臭いをたどり犯人や行方不明者などを発見する「足跡追及」や匂いをかぎ遺留品を選び出す「臭気選別」など4つの競技で行われ、日ごろの訓練の成果を競いました。

このうち伏せや待てといった指示に従わせる「服従」の競技では、指示通りに犬が動いているかにくわえ、飼い主との信頼関係で楽しそうに臨んでいるかも審査されました。

栃木県警によりますと、去年1年間の警察犬の出動件数は前の年より18件多い62件、容疑者などを追跡する事件関係は11件、行方不明者の捜索などが51件ありました。

一般の家庭で飼育されている犬でも、訓練を積んで基準をクリアすれば嘱託の警察犬に認定されるということです。

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