伊藤の2ゴールで横浜FMに勝利
浦和レッズは5月6日のJ1第12節で横浜F・マリノスをホームに迎え撃ち、MF伊藤敦樹の今季初得点を含む2ゴールで2-1の勝利を収めた。試合後、殊勲の伊藤は「チームを勝利に導けて良かった」と安堵の言葉を漏らした。
浦和は前半42分、左サイドからFW中島翔哉がカットインするとFWチアゴ・サンタナにマークが引き付けられるなか、中央に走り込んだ伊藤が中島からの丁寧なラストパスを受け先制点をマーク。低パフォーマンスが度々指摘されたなかでの今季初得点で、ゴール直後にはスタンドに向かって雄叫びを上げた。
これで勢いに乗った伊藤は後半21分にも魅せた。GK西川周作までボールを下げたところからのビルドアップで前進すると、中盤で前を向いた伊藤が一気にドリブル。ラストパスの選択肢もある中でペナルティーエリアのライン付近から思い切って左足シュートを蹴り込んで2-0とリードを広げた。
チームは終盤、1点を返されたものの、伊藤の2得点で勝利。試合後には「本当に今シーズン始まってからなかなかチームの力になれなかったのを感じていたので得点であったり、アシストであったりチームに貢献したいと思っていたのでゴールという形でチームを勝利に導けて嬉しく思います」と安堵の様子を見せた。
先制ゴール後の雄叫びは「色々堪っているものがあったのでやっと決められて感情が爆発しました」と明かし、これまで思いどおりのパフォーマンスが見せられなかったなか、ようやく結果が出たことを素直に喜んだ。復活の狼煙をあげた25歳は「これを良いきっかけにできればいい」と、さらなる活躍に向け意気込んだ。（FOOTBALL ZONE編集部）
