漫談家の綾小路きみまろ(73)が6日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。番組MCの黒柳徹子に漫談をせがまれ〝中高年向け漫談〟を披露し、「わはは。面白い」と大絶賛された。
きみまろは、高校卒業後、鹿児島から単身上京。都内の新聞配達所に住み込みで働きながら大学に通ったことを明かした。
「新聞を配り、奨学金をいただくという制度がありまして、それで学校に通い卒業しました。生活は楽な方じゃなかったですね」
卒業後はキャバレーの司会をするようになったという。
当時についてきみまろは「(ビート)たけしさんもまだブレークしてない頃、歌舞伎町で一緒に芸談義をしました。ずいぶんまっすぐな方でね。(たけしが)『売れなくちゃダメなんだ。テレビ出なくちゃダメなんだ。一緒に頑張ろう』って、励ましてくれてね。それから漫才ブームが来まして、ツービート(たけしのコンビ名)がボーンっと大スターになっていきました」と振り返った。
ただ、自身については「私はピン芸だったので、ちょっと取り残されて、20年ぐらい低迷してましたね」と苦虫をかみつぶしたような表情をしてみせた。
たけしのブレーク直前に渋谷・パルコの舞台で共演した際「言うこと、言うことバカウケでしたね。面白かったですね。目の輝きが違いますよね、売れていく人ってね」と語った。
自身のブレーク後、たけしと対談する機会があったという。
「(番組に)ブレークした私を呼んでくださって、たけしさんが『頑張ってきたんだ。良かったね。売れると思ってたよ』と話してくださって、なんかすごいうれしかった。戦友と出会ったような」と回想した。