鵜に興味深々 いよいよ今週末開幕の長良川鵜飼 鵜匠が歴史や鵜の生態解説  岐阜市

長良川鵜飼の魅力を伝える鵜匠の杉山秀二さん=6日、岐阜市長良、長良川うかいミュージアム

  5月11日に開幕する岐阜市の長良川鵜飼。鵜匠が鵜飼漁を解説するイベントが6日、岐阜市で開かれ、家族連れらが伝統的な漁法の魅力に触れました。

イベントは、長良川鵜飼の魅力を伝えようと、ゴールデンウイークにあわせて岐阜市の長良川うかいミュージアムで開かれたものです。

  この日は、鵜匠の杉山秀二さんが、集まった約90人を前に鵜飼の歴史や鵜の生態を紹介し、鵜を目の当たりにした来館者からは歓声が上がりました。

  杉山さんは、鵜匠が着る装束について「鵜が驚いておじけづかないように目立たない色にしていて、かがり火の火の粉でやけどをしないように真夏でも長袖を着ている」と説明しました。

  また、鵜に手縄を付ける実演もあり、今週末の開幕に向けては、「鵜匠も鵜も準備を進めてきた。シーズン中は特に、鵜の体調管理を気を付けている」と話しました。

  長良川鵜飼の去年の乗船客数は、前の年より約2万人多い7万3101人で、岐阜市などでは今年、インバウンドの取り込みなどに力を入れ、9万人の乗船客数を目指します。

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