【ALL TOGETHER】観衆4583人は第1回大会の3分の1以下 タイチが問題視「プロレス全体の力がこれか?」

空席が目立った日本武道館

日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われた。

日本プロレスリング連盟発足記念大会となる今大会には、新日本、ノア、DDT、大日本プロレス、ドラゴンゲート、スターダムの6団体が参加。能登半島復興支援チャリティー大会として行われたが、会場は空席が目立ち動員は4583人にとどまった。

この日の第6試合で勝利を収めたタイチは、会場の客入りについて言及した。「プロレス界全体で集まって、何人入ってんだ今日? そんなんだったら別に無理してやる必要ないんじゃないの? チャリティーだって別の形でできるし」と指摘。「全団体が来てるんだろ? この結果なんだよ。全員の顔がつぶれるよ、これじゃ。もうちょっと考えろよ。プロレス全体の力がこれか? 新日本プロレス一つでやった方が入ってたんじゃねえのか? ここに関しては俺は分からないけど、また出ろって言われたら出るよ。もうちょっと考えた方がいいよ」と問題視していた。

ATの開催は昨年6月の両国国技館大会以来4度目。2011年8月に東日本復興支援大会として行われた第1回大会は日本武道館に1万7000人(超満員札止め)を集め、チケット・PPV・関連グッズ等の売り上げ5827万3560円が日本赤十字社に寄付されていた。

第1回大会以来の聖地開催となった今大会。参加団体は3団体(新日本・ノア・全日本)から倍増したが、観衆は3分の1以下に落ち込み、プロレス界に厳しい現実が突きつけられた。

(観衆はすべて主催者発表)

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