井上尚弥の離れたバンタム級、日本人4人で「4団体独占」が話題 手放した全てが「また日本に集まった」

WBO世界バンタム級、ジェイソン・マロニーに判定勝ちした武居由樹【写真:荒川祐史】

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ボクシングのWBO世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、世界初挑戦の同級5位・武居由樹(大橋)が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に3-0の判定勝ち(116-111×2、117-110)した。井上尚弥(大橋)が4団体統一し、手放したベルトは4本とも日本人選手が手にすることに。ネット上でも「これはエモい」「また日本に集まった」などと話題になっていた。

武居がかつて井上と激闘を演じたマロニーに3-0で判定勝ち。涙も見せた。リングインタビューでは「こんにちは、足立区から来た武居が東京ドームで世界チャンピオンになりました!」と声を震わせ、「12ラウンド結構きつくて、KOで勝ちたかったけれど、マロニー選手が強いって分かってから必死に練習できた。マロニー選手のおかげで強くなれた。ありがとうございました」と相手にも感謝した。

井上尚弥がバンタム級4団体統一を果たしたのは2022年の12月。スーパーバンタム級転向に伴い、4本のベルトは23年1月に返上された。それから1年4か月。この日、井上の弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)が判定勝ちで防衛に成功。WBC王座には中谷潤人(M.T)が君臨し、4日には西田凌佑(六島)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ちでIBF王座を奪取した。武居の勝利で、全4つのベルトを日本人が独占する快挙となった。

X上でも「僅か1年半で全て日本に戻ってきた」「また日本に4本集まった」「井上尚弥選手が1階級4本のベルトを独占していたのも凄いけど、1階級4人のチャンピオンが全員日本人という事態もまた素晴らしい」「リリースした4本のベルトを4人の日本人がそれぞれチャンピオンとなって君臨するとは」「これはエモい」「井上尚弥が手放した4団体のベルトを日本人が4本戻す」などと反応するファンが多数いた。

THE ANSWER編集部

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