生卵 割れないように 緩衝器で落下実験 奥州・岩谷堂高生

緩衝器を落とした後、割れなかった生卵を確認する生徒たち

 奥州市江刺の県立岩谷堂高校(山影稔男校長、生徒273人)の2年生は1日、生卵を包んだ手作りの緩衝器を約15メートルの高さから落下させる競技に挑んだ。競技を通してものづくりの難しさを理解するとともに柔軟な発想力を養った。

 今年度の2学年が「工作探究」のテーマで取り組んでいる総合的な探究の時間の一環。大阪府の工業系大学の学生が取り組んでいる卵落としコンテストを参考にしたもので、緩衝器の重さと地面に落ちるまでのタイムを競った。

 2年生89人は3~5人の20チームに分かれ、4月から廃棄前の紙や古紙、のり、はさみなどを材料に、箱や筒の形の緩衝器を作った。落下速度を和らげるためパラシュートを付けたものも。ゆで卵を使った実験も行った。

© 岩手日日新聞社