3つの「手」を繰り出してお出かけを阻止!
飼い主さんの外出を引き止めたい猫ちゃんの「かわいい作戦」が、X(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@marupi_0901」さん。
当ポストには2024年4月23日時点で1800件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
後ろ髪を引かれる「猫ちゃんの外出阻止」
「行くな飼い主、、行くな……行くなァ……!」というコメントとともに投稿されたのは、4枚の写真でした。
Xでたくさんの注目を浴びているのは、猫の女の子「まる」ちゃん。飼い主さんのことが大好きなまるちゃんは、外出を察して寂しくなってしまったようです。
1枚目には、飼い主さんの手をギュッと掴んで「行かないで~」と言っているかのような姿が。
こんな風に引き止められたら、思わず後ろ髪を引かれる思いで家を後にしなければなりません……!そんなかわいいまるちゃんの「外出阻止」は、まだまだ続きます。
「ペロン」や「最後の手段」まで、終始癒される
飼い主さんの手を掴んだあとは、ペロンと舐めてアピール。お出掛けじゃなくて一緒に遊ぼうよ……と一生懸命に語り掛けているかのようです。
そして最後の写真を見ると……?立ち上がった飼い主さんの足の間にポジショニングし、ちょうどよくおさまっているまるちゃんの姿が!足の間で佇まれてしまったら「これは動いてはいけないのでは……」なんて気持ちになりそうですね。
まるちゃんのお茶目な一面も伝わる「外出阻止」に、思わず笑みがこぼれてしまうワンシーンでしたね。
そんな日常をは大勢を癒したようで、ポストには多数のいいねが集まり大反響となりました。
行くな飼い主、、行くな……行くなァ……! pic.twitter.com/3iWm3l5cQh
— まるぴ と ねこズ (@marupi_0901) April 6, 2024
猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均
獣医にかかる医療費
- 2018年:2412円
- 2019年:3016円
- 2020年:2918円
- 2021年:3367円
- 2022年:2392円
- 2023年:3400円
猫の保険
- 2018年:1729円
- 2019年:2349円
- 2020年:1758円
- 2021年:2731円
- 2022年:2069円
- 2023年:1988円
市販の猫主食用キャットフード
- 2018年:2599円
- 2019年:2745円
- 2020年:2673円
- 2021年:2978円
- 2022年:2877円
- 2023年:2988円
市販の猫おやつ用キャットフード
- 2018年:1092円
- 2019年:1303円
- 2020年:1241円
- 2021年:1346円
- 2022年:1356円
- 2023年:1562円
上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。
アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに
同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
- 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
- 3位 21.5%:別れがつらいから
- 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
- 5位 18.1%:十分に世話ができないから
上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。
猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?
同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
- 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
- 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
- 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
- 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから
これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。
様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。
帰宅すると、玄関で出迎えてくれることも
さて、投稿のご紹介に戻ります。
投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。
投稿者さんに、まるちゃんについての詳しいお話をうかがいました。
――出会いのエピソードを教えてください。
高校生のときに、友人が貰い手を探しており、なんだかビビッと来て、家族に内緒でもらいに行きました。
――お名前の由来はありますか?
みんながまんまるな気持ちになれるようにと名づけました。まるの体も、まんまるになりました。
――普段はどのような子ですか?
普段はひとりの時間を大切にするタイプです。自分の心地よいところがあれば、そこでのんびりしています。
でも帰宅すると玄関で出迎えてくれたり、飼い主がゴロゴロして過ごしていると、隣にやってきて仰向けで眠っていたり、好かれているのが伝わってきます。
――自慢のポイントは何ですか?
心地よいところに、落ちてるところです。仰向けになってくつろいでいることが多く、ふと見ると落ちてるなぁ…と思います。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @marupi_0901
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」