「意外と紳士だった」井上尚弥に敗れたネリがみせた“一流の振る舞い”に賛辞止まず!「悪童じゃない」「尊敬しかないっす」

5月6日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋ジム)と元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)が東京ドームで激突。挑戦者のネリは、井上に6回TKOで敗れた。

ネリが登場するや否や、会場はいきなり大ブーイング。だが、そんな声も跳ね除け、1回に強烈な左フックで井上からダウンを奪う。しかし、そこから井上が猛攻を開始。計3度のダウンを奪われ、6回には致命的なパンチを被弾して立ち上がれなくなり、TKO負けを宣告された。

試合後、井上に駆け寄ったネリは、肩をポンポンと叩き、相手の勝利を称える。そして、井上から「東京ドームでルイス・ネリと試合できたこと、感謝いたします」と謝辞を述べられると、力強くうなずき、熱い握手を交わした。そんな“悪童”ネリが敗戦後に示した丁寧な振る舞いに、SNS上では感嘆の声が続々と寄せられた。
「意外と紳士的な選手だった」
「井上と陣営に対して敬意を表してた」
「優しい世界広がってたね」
「ヒールを演じてた感じがしなくもない」
「悪童じゃない」
「ネリ絶対いいやつ」
「めちゃくちゃスポーツマン」
「尊敬しかないっす」

ネリは、そのまま病院に直行し、会見は中止に。その後、自身のX(旧ツイッター)で「私は元気です。皆さんのサポートに感謝します。私たちはできる限りのことをしました」と心境を綴った。

構成●THE DIGEST編集部

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