岡山市/多目的屋内施設整備基本計画策定、事業手法はDBOかBTOで

岡山市は、北区野田に計画する岡山市多目的屋内施設(アリーナ)整備に関する基本計画を策定した。施設規模は延べ約1万3300平方メートル、概算事業費は145億7900万円(税込み)と試算。事業手法は、民間事業者のノウハウの有効活用が期待できるDBO(設計・建設・運営)方式またはBTO(建設・移管・運営)方式のPFIを採用するとした。
市では、新アリーナの整備により、「スポーツを通じたまちの活性化と一体感の醸成」を実現することで、▽シビックプライドの醸成▽宿泊を伴う交流人口の拡大▽北長瀬未来ふれあい総合公園周辺のまちの活力・にぎわいの創出▽市民・県民のスポーツへの参加機会の拡大▽防災機能の強化-が期待できるとしている。
建設地は北区野田4付近の市有地である北長瀬みずほ住座跡地(約1万5000平方メートル)。競技機能、観覧機能、ホスピタリティ機能、運営機能、メディア機能、施設管理機能などを持たせる。競技機能はメインアリーナ(約2600平メートル)、サブアリーナ(約1000平方メートル)など、観覧機能はセンタコート利用で5000席以上(約1700平方メートル)を確保する。全体では延べ1万3300平方メートルを想定する。
概算事業費は、新アリーナ整備で調査・設計・工事監理費等5億3800万円、建設工費(外構工事、太陽光発電設備等含む)113億1900万円。その他、周辺道路改修8900万円、備品調達10億9300万円、ペデストリアンデッキ整備15億4000万円など、総額で145億7900万円と試算した。

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