「母の日」前にカーネーションの出荷進む 赤やピンクなど色鮮やかに 産地の群馬・明和町

 12日の「母の日」を前に、カーネーションの産地、群馬県明和町の生産者が全国へ鉢植えの出荷を進めている。

 峯崎園芸(千津井)は赤やピンク、オレンジなど色鮮やかな13種類を育てている。赤い花びらに白い縁取りの「いちごホイップ」、ピンクのグラデーションが華やかな「ミルキーリップ」など、色味に変化のある品種が人気だという。

 JA邑楽館林によると、館林、板倉、明和の3市町の16軒で、約30万鉢を出荷する。冬場の暖かさで花の持ちが懸念されたが、生産者の部会で成育状況を共有、良い状態に調整している。

 同社の峯崎宏之社長は「日の当たるところで水やりをすれば1カ月以上楽しめる。花言葉は感謝。この機会に気持ちを伝えてみて」と呼びかけている。

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