ゼンハイザー“圧倒的なフィット感”の新完全ワイヤレス「ACCENTUM」。約32890円

by 野澤佳悟

ACCENTUM True Wireless ブラック

Sonova Consumer Hearing Japanは、ゼンハイザーブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「ACCENTUM True Wireless」を5月21日に発売する。カラーはブラックとホワイトの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,890円前後。

最上位「MOMENTUMシリーズ」の兄弟モデルとなる新シリーズの完全ワイヤレスイヤフォン。「CXシリーズ」はしばらく併売されるが、将来的に終売するとのこと。

ホワイト

新たな人間工学デザインを採用し、従来のMOMENTUMシリーズやCXシリーズから筐体の形状が一新。Sonovaグループが持つ耳の形のデータと、ゼンハイザー独自のノウハウ、ユーザーによる装着テストにより、「圧倒的なフィット感で快適な装着感を実現した」とする。

新デザインでは、ユーザーテストで76%の人がMOMENTUMより快適、74%の人がMOMENTUMよりも安定すると回答したという。また、テスト参加者の3割はアジア人で、日本人も多くの人が高いフィット感を体験できるという。また、CXシリーズと比較して、装着時の耳からの出っ張りも少なくなった。

また、充電ケースもCXシリーズと比較して大幅に薄型化。ポケットに収まる薄型の形状となり、気軽に持ち運べるようになった。

ドライバーはMOMENTUM True Wireless 4と同等の同社開発の7mm径ダイナミック型を搭載。有線イヤフォン「IEシリーズ」で開発されたTrueResponseトランスデューサーの解像度の高い描写力を、ACCENTUM True Wirelessにも惜しみなく詰め込み、一切妥協のない高音質を実現したとのこと。

Bluetooth 5.3準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptXのほか、アップデートでLE AudioのLC3に対応。また、AURACASTへの対応も予定している。

ハイブリッドノイズキャンセリング(ANC)と外音取り込み機能を装備。外音取り込みはアプリから3段階で調整できる。

通話用マイクは片側2基の計4基装備。オンライン会議などでもクリアな音質で通話できる。片側のみでの利用も可能で、左右を切り替えながら使うこともできる。

連続再生時間は8時間で、ケース併用では28時間再生できる。これはMOMENTUM True Wireless 3と同等の性能となっている。充電時間は1.5時間。10分間の充電で60分再生できる急速充電も備えている。

周波数特性は5Hz〜21kHz。感度は107dB SPL(1kHz/1mW)。重量はイヤフォンが両側合計で約11g、充電ケースは約41g。USB-Cケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)が付属する。

サステナビリティへの取り組みとして、CXシリーズと比較してパッケージなどを含めた容量を52.2%カット、重量は30.2%カットし、輸送エネルギーへの削減に繋がるようミニマイズを続けているとのこと。

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