「堅実で、中盤のバトルに勝った」交代物議の遠藤航、海外メディアの評価は分かれる「ベストパフォーマンスではなかった」

遠藤航をベンチに下げてから、リバプールは2点を失った。

5月5日に行われたプレミアリーグ第36節のトッテナム戦で、ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、59分までに4-0と大量リードを手にした。だが、その5分後に遠藤をステファン・バイチェティッチに代えると、終盤にトッテナムに2ゴールを許している。

采配が物議を醸すなか、米スポーツチャンネル『ESPN』は、採点記事で遠藤を7点と高く評価。「見事な先読みで、カウンターでボールにチャレンジする際に強かった。1点目など中盤からのプレーの切り替えもうまかった」と、賛辞を寄せた。

リバプール専門サイト『This Is Anfield』は6点をつけ、「一時は素晴らしい時期もあったエンドウのシーズンが尻すぼみなのは疑いない。だが、今回は堅実だった」と評している。

「ポゼッション時はやや限定的だったが整然としていた。タックルも見せ、リバプールを中盤のバトルに勝たせた」

【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
また、『LiverpoolWorld』は、「前半序盤は何度かタックルのタイミングを誤ったが、本領を発揮していった。危険なエリアでFKを与えた場面も」と同じく6点評価。やはり6点の『Liverpool.com』は、「ポゼッションで少し苦しみ、危険なエリアでおろかなFKを与える場面もあった。中盤の底でベストのパフォーマンスではなかった」と伝えている。

遠藤の出来がベストではなかったとし、さらに厳しめの採点となったのが、『Anfield Watch』だ。

同メディアは「リバプールを先制点につなげたプレーの切り替えはラブリーだった。だが、危険なエリアで2回、ボールを失った。彼のベストゲームではなかった」と評している。

交代後にチームが反撃されたことで、日本代表キャプテンの存在感はあらためて称賛されている。一方で、一時期ほどの調子にないとの見方もあるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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