マレーシア代表主将、酸をかけられ病院に搬送。代表選手襲撃は今月2度目

ファイサル・ハリム 写真:Getty Images

マレーシアメディアによると、5月5日夜、マレーシア1部セランゴール所属の同国代表FWファイサル・ハリム(26歳)が怪しげなグループから酸をかけられて負傷した。同選手は、マレーシア代表でキャプテンを務めるスター選手。

同選手は、クアラルンプール市内のショッピングモールでゴーカートのレースイベントに参加していた際に怪しい人物から酸をかけられた。襲撃後の同選手を写した写真がSNS上で拡散され、大きな騒動となっている。

同選手は背中と左手を負傷して病院で治療を受けたが、幸い重傷ではないという。しかし、患部は酸で火傷しているため、長く跡が残ると見られている。

セランゴール州警察は、犯人逮捕に向けて事件の情報提供を呼び掛けている。マレーシア代表選手が暴漢に襲われるのは今月に入って2度目。5月2日には同1部トレンガヌFC所属のFWアヒヤール・ラシド(25歳)が武装した強盗に襲撃されて携帯電話と財布を奪われ、頭と足を負傷している。

マレーシアメディアは、世間で顔が知られてお豊かな生活を送っているマレーシア代表選手たちを、地元の犯罪組織がターゲットにしているのではないかと指摘している。

今回襲われたファイサル・ハリムはマレーシア代表として32試合に出場し、これまでに15ゴールを記録。年始に行われたアジアカップでは、グループステージ最終節の韓国戦でゴールを決めており、3-3のドローに貢献した。

© フットボール・トライブ株式会社