画像(11枚)
セロー250が生産を終えて早くも4年、WR250Rはその前に途絶えており、ヤマハの軽二輪オフロード車が日本から姿を消して久しい。そんな中、本誌スクープ班はグローバルモデルとしてヤマハがこのカテゴリーを盛り上げていくという機運を察知。新たに投入されるエンジンは、200ccの単気筒DOHCだというのだ!!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
次世代のボリュームゾーン“ニヒャク”が来る?!
アジアの小排気量車が日本の軽二輪に近付いてきている! ヤマハがグローバル展開する新型エンジンとして、200ccクラスのエンジンを新規開発しているというのだ。
これは以前から様々な所で囁かれている『セローの後継機種的なもの』が登場するという噂にも合致。さらにアジアの情勢が後押しする。
その代表格であるインド市場では、ベーシックが100〜110ccで、125ccがちょい上のスタンダード。さらに上級クラスの150ccが存在しているが、市場の成長とともに排気量拡大路線が見えてきた。そう、次は200ccが庶民のプレミアムクラスになるのでは、と見られているのだ。
― 「インドのボリュームゾーン」200ccクラスとは?
インドでは空冷単気筒を搭載した200ccクラスがボリュームゾーン。250〜350ccに手が届かない層の現実的な最高峰として人気のため、各メーカーがしのぎを削る。このクラスが空白のヤマハは、新期開発の200ccで切り込んでいく?!
ヤマハ新200ccは水冷DOHCか
ところが、ホンダやバジャジなど、既にインドに地盤を持つメーカーが空冷190〜200cc車をラインナップする中、ヤマハは空冷150ccおよび水冷155ccという変則的な布陣で対抗している。これには次の展開があると見るのが自然だろう。
そんな状況証拠や各方面の噂から、本誌スクープ班ではWR200シリーズ登場を予想した。国内で人気のセローではなく、あくまでもグローバルモデルだからこそのWRだ。
エンジンは200ccクラスとのことで単気筒なのはほぼ確定。同時にDOHCを示唆する情報もあり、ならば水冷になる可能性が高いはず、というのがこの予想CGだ。
日本でも、実は1980年代に200ccが流行ったことがある。250cc並みの動力性能を125ccクラス並みの車体に搭載し、軽量かつ十分な動力性能を備えていたことから、特にオフロードではそれなりの勢力になっていた時代があるのだ。
これをアジア発で日本にも届く形で再現する──。それがヤマハの描くストーリーなのでは、というのが本誌の見立てである。インド発であれば、ユーロ5相当の排ガス規制・BS6適合というのも心強い。エンジン開発はかなり進んでいるとの情報もあり、早ければ2025年にも発表か?
― グローバルならWR系が筆頭候補
― WRが来るならモタード版にも期待!!
― ヤマハWRとは?
リーマンショック前夜に登場した最強市販トレールがWR250R(左)で、そのモタード版がWR250X(右)。オフロード界のYZF-R1と言われるほどコストをかけたエンジンをアルミフレームに搭載し、当時破格の70万円台で発売された。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。