合同酒精(東京都)が、県産カボスを使ったチューハイを発売した。
商品名は「NIPPON PREMIUM大分県産かぼす」(アルコール度数3%)。日本各地の厳選素材を使用したチューハイ「NIPPON PREMIUM」シリーズの一つで、「産地・生産者の思いを届ける」をコンセプトに開発した。大分県産かぼすはシリーズ11品目。
同社やJAおおいた職員、生産者らが臼杵市役所を訪れ、中野五郎市長に販売開始を報告した。同社の商品開発担当が「緑のカボスと完熟した黄カボスの果汁を使うことで酸味と甘みのバランスを生かした味わいに仕上げた」などとPRした。
JAおおいたかぼす部会の藤原輝幸部会長(59)によると、黄色く熟した果実は傷みやすく広域での流通が難しいという。「黄カボスの活用は生産者の励みになる。広く認知され、第2、第3の商品につながることを期待する」と話した。
参考小売価格は、税込み171円(350ミリリットル缶)。全国のコンビニや県内のスーパーなどで販売する。