リバプール中盤「より存在感のある選手が必要」 クロップ退任後に海外指摘、遠藤の処遇は?

現在クロップの心を掴んでいる遠藤航【写真:ロイター】

リバプールはスロット監督が次期指揮官候補に浮上

イングランド1部リバプールは、今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任する。新シーズンは新指揮官の元での戦いとなるなか、日本代表MF遠藤航の起用も不透明だと元プレミアリーガーが指摘している。

遠藤は今季ドイツ1部シュツットガルトから移籍金1600万ポンド(約31億円)で加入。開幕当初こそ厳しいポジション争いに苦しんだが、持ち前のデュエルの強さを武器にアンカーのレギュラーに定着し、ここまでリーグ戦27試合で1得点をマークしている。

一時は疲労も指摘されたなか、現地時間5月5日に行われたプレミアリーグ第36節トッテナム戦(4-2)でも先発出場。後半19分に交代するまで、韓国代表FWソン・フンミンらを擁するトッテナムの強力な攻撃陣を抑えた。

リバプールは今季限りでクロップ監督が退任し、アルネ・スロット監督(フェイエノールト)が次期指揮官の有力候補に挙がっている。そのなかで、ミドルズブラやチャールトンなどでプレーした元プレミアリーガーのMFロビー・マストー氏は自身のポッドキャスト「The 2 Robbies」で、「ドミニク・ソボスライもいるし、前半戦で好調だったカーティス・ジョーンズもいる。良くなってきたライアン・フラーフェンベルフもいる」と語り、中盤のなかで遠藤の立場が不透明だとの見解を示した。

「遠藤に大きな未来があるかどうかは分からない。素晴らしいプレーをしているけど、あのポジションにはより存在感のある選手が必要だと思う」

この主張を受け、英メディア「TBR Football」は「遠藤はリバプール加入後、多くの人々が間違っていることを証明してきた。シーズンが進むにつれて成長し、印象的なプレーを何度も見せてきた。苦戦を強いられた時期もあった。特に、(第33節)クリスタル・パレス戦ではハーフタイムに交代となったことは記憶に新しい。もし、リバプールがワールドクラスのセントラルMFを獲得するとなれば、(新監督候補の)スロットは今夏の移籍を後押しするかもしれない」と展望していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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