相馬野馬追「無事の凱旋を」 25日出陣、軍者会で士気高める

「一同の無事の凱旋を希望する」と訓示した多田副大将

 今年から5月開催に変更となった相双地方の伝統行事「相馬野馬追」(25~27日)を前に6日、福島県南相馬市で騎馬武者を仕切る軍者会が開かれた。役付武者らが集まり、本番に向けて士気を高めた。

 執行委員長を務める門馬和夫市長が「威風堂々とした執行を願う」とあいさつし、多田宏政副大将、門馬光清軍師ら役付武者に役付辞令と肩証を手渡した。多田副大将が「一同の無事の凱旋(がいせん)を希望する」と訓示した後、門馬軍師の仕切りで軍議が行われ、申し合わせ事項を確認した。

© 福島民友新聞株式会社