約2キロの餅背負い、よちよち 盛岡八幡宮で「お宮の一生もち」

一升餅を背に懸命に歩を進める子ども

 1歳児が一升餅を背負って歩く「お宮の一生もち」は5日、盛岡市の盛岡八幡宮で開かれ、会場は家族の声援と笑顔に包まれた。

 県内外から過去最多の80組が参加。はんてんを着た1歳前後の子どもが約2キロの餅を背負って畳の上を歩いた。重さを感じさせず足早に歩く子もいれば、途中で転んで泣いたり、一歩ずつ前へ進んだり。父母は温かいまなざしで見つめ、わが子の健やかな成長を願った。

 1歳の子どもが一升餅を背負い「一生食べ物に困らないように」と願う伝統行事。盛岡八幡宮ではこどもの日に合わせて開き、今年で12回目。

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