米シノプシス、SIG部門を21億ドルで売却 PEグループに

[6日 ロイター] - 半導体設計支援ソフトウエアを手がける米シノプシスは6日、傘下のソフトウエアインテグリティー(SIG)部門をプライベートエクイティ(PE)グループに21億ドルで売却すると発表した。人工知能(AI)向け半導体市場へのシフトを進める。このPEグループはクリアレイク・キャピタルとフランシスコ・パートナーズが率いている。

SIG部門は、ソフトウエア開発者向けにアプリケーションセキュリティーテストを提供する。

シノプシスのサシーン・ガジ最高経営責任者(CEO)は、この取引により中核事業である半導体設計への集中を一段と進め、「AI時代」に対応することが可能になると述べた。

シノプシスは2023年後半にSIG部門を売却する計画を発表。売却は24年下半期に完了する見込み。

シノプシスは1月、シミュレーションソフト開発のアンシスを350億ドルで買収すると発表している。

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