中国・貴州省綏陽県の鍾乳洞群「双河洞」、世界遺産申請へ調査実施

中国・貴州省綏陽県の鍾乳洞群「双河洞」、世界遺産申請へ調査実施

 

 【新華社貴陽5月7日】中国貴州省遵義市綏陽(すいよう)県にある全国最大の鍾乳洞群「双河洞」でこのほど、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界自然遺産への登録申請に向けた専門家による評価活動が行われた。

 国家林業・草原局世界遺産専門家委員会、貴州師範大学カルスト研究院、北京大学地球・空間科学学院、貴州省林業科学研究院、貴州科学院山地資源研究所などの研究機関・大学の専門家からなるチームが4日間にわたり調査した。

 今回は世界自然遺産への申請を切り口に、双河洞の洞窟系の複数の洞穴で地質・地形、生態系、生物多様性などの科学調査を実地で展開。世界自然遺産の申請をスムーズに進めるための強固な土台を築いた。双河洞の上層支洞の調査では、ジャイアントパンダの化石が残された場所が新たに見つかった。(記者/楊焱彬)

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