イタリアを揺るがしたアルド・モーロ誘拐事件 ベロッキオ監督が描く 「夜の外側」公開決定

2022年に開催された第75回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門で上映された、マルコ・ベロッキオ監督による映画「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」が、2024年8月9日より劇場公開されることが決まった。

「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」は、「アルド・モーロ誘拐事件」を題材に、壮大な人間模様を描いた340分の作品。1978年3月のある朝、戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で、5度の首相経験のあるアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃、誘拐される。その日から55日間の事件の真相を、アルド・モーロ自身、救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、そして妻であるエレオノーラ・モーロの視点から描く。

イタリア本国では、前後編に分けて劇場公開され、国営放送RAIでは3夜に渡って放送されて高視聴率を記録した。イタリアのアカデミー賞と言われる第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、17部門18ノミネートを果たし、監督賞、主演男優賞をはじめ4部門を受賞した。

【作品情報】
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
2024年8月9日(金) Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
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