『ヒロアカ』第7期、メインキャスト3人を業界関係者が絶賛! 初回から「激アツ」と興奮の声も

『ニューヨーク・コミコン2023』にて(Getty Images)

5月4日から、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』(日本テレビ系)の第7期の放送がスタートし、ネット上では視聴者から興奮の声が上がった。業界関係者も、メインキャストたちの演技を高く評価しているようだ。

目次

『僕のヒーローアカデミア』第7期、初回から視聴者興奮
緑谷出久役・山下大輝、山口勝平と似たタイプ?
オールマイト役・三宅健太、玄田哲章の“後継者的存在”
スターアンドストライプ役・朴璐美が好感を持たれているワケ

『僕のヒーローアカデミア』第7期初回から「激アツ」「鳥肌立った」と視聴者興奮

『僕のヒーローアカデミア』(以下、『ヒロアカ』)は、堀越耕平氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2014年7月から連載中の少年漫画。人類の約8割が何らかの特殊能力(個性)を持つようになった超人社会で、個性を悪用する敵(ヴィラン)を取り締まるヒーローに強い憧れを持つ無個性の主人公・緑谷出久(山下大輝)が、数々のプロヒーローを輩出した雄英高校に入学し、仲間たちと切磋琢磨しながら最高のヒーローを目指す物語だ。

今年4月発売のコミックス第40巻をもって、デジタル版を含む国内累計発行部数が約6000万部、海外累計発行部数は約4000万部、シリーズの全世界累計発行部数が1億部の大台を突破した。16年4月期にはテレビアニメ化を果たし、これまでに第6期まで放送され、劇場版も3作公開。8月には最新作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の公開も控えた人気作となっている。

このたび放送を開始した第7期では、原作コミックス34巻収録の第329話からストーリーが展開。デクこと主人公・緑谷出久と、死柄木弔(内山昂輝)を中心とした、ヒーローとヴィランの最終決戦が描かれるようだ。

5月4日放送の139話「欧米ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴(すごいやつ)」では、アメリカのナンバーワンヒーローのスターアンドストライプ(朴璐美)と死柄木が激突するという頂上決戦が繰り広げられ、ネット上では視聴者から「7期初回から激アツ」「鳥肌立って声上げてたら30分あっという間だった」などと興奮の声が上がった。

緑谷出久役・山下大輝、“尊敬する先輩”山口勝平と似たタイプ?

そんな本作で主演を務めるのは、2012年にデビューし、13年に『弱虫ペダル』(テレビ東京系、NHK総合)シリーズの主人公・小野田坂道役に大抜てきされ、14年には「第8回声優アワード」で新人男優賞を受賞した山下大輝だ。

「演技はそこそこ上手。30代前半から中盤くらいの同年代声優の中では芝居ができるほうだと思いますよ。特に、『ヒロアカ』の出久役や『弱虫ペダル』の坂道役など、気弱だけど熱血漢のキャラクターは抜群にハマります。性格は穏やかで爽やか。いつもニコニコしていて、先輩に会ったらきちんとあいさつをするし、悪い印象はまったくない。キャスティングには声優自身のパーソナルな部分も影響することがあります。彼のようにきちんとしている人は、一緒に仕事をする人からも好かれるでしょう」(制作会社関係者)

なお、山下は『名探偵コナン』(日本テレビ系)の工藤新一、怪盗キッド役や『ONE PIECE』(フジテレビ系)のウソップ役で知られる山口勝平を尊敬しているようだが、「まさに今の彼は山口のようなタイプ。現在演じている気弱なキャラクターはもちろんのこと、今後活躍するにはもう数パターンのキャラクターを持つことが大切です」(同)とのアドバイスも聞かれた。

オールマイト役・三宅健太、ベテラン声優・玄田哲章の“後継者的存在”?

続いて、そんな山下が演じる出久を導くヒーロー・オールマイトを演じる三宅健太にも、絶賛の声が寄せられた。

「40代後半の同世代声優には珍しい低音ボイスの持ち主。競合相手があまり多くないので使いやすく、もちろん演技もとても良い。考えるより体が先に動くような役はとてもハマるし、おもしろいキャラクターも得意。持ち前の低い声を生かしてさまざまな役をこなせる実力者で、所属事務・81プロデュースの先輩でベテラン声優の玄田哲章さんの後継者的存在になるのではとまで言われていた売れっ子です」(同)

ちなみに山下同様に、三宅も人柄が良い一方、「お酒が大好きで少し酒癖が悪く、楽しく騒いだあとで寝てしまう」一面もあるといい、周囲に迷惑をかけていることを自覚したのか、「どうやら最近はやめたようです」(同)とのことだ。

スターアンドストライプ役・朴璐美、業界内で好感を持たれているワケ

また、今期で活躍が期待されるスターアンドストライプ役の朴璐美も、その実力を高く評価されているようだ。

「朴も演技が非常にうまい。現在52歳の彼女は、アイドル声優の先駆けとなる女性声優が同世代にちょこちょこいる中、そういう売り方をせずに実力でのしあがったタイプ。声優としてはもちろん、舞台女優としても一流。どちらの仕事も疎かにせず、順列をつけていないところが好感を持たれています。20年1月に俳優としても活動している山路和弘さんと18歳年の差婚をしましたが、独身時代には業界関係者数人と交際していたとか。派手な外見をしているものの、実は一途で真面目に恋愛をするタイプなようです」(同)

実力、人柄ともに好意的な声が上がった山下、三宅、朴の3人。彼らが『ヒロアカ』第7期でどんな演技を見せてくれるのか、物語の展開も含めて注目したい。

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