[car audio newcomer]ホンダ シビックタイプR(高松さん)by ピットハウスコスギ 後編

[car audio newcomer]ホンダ シビックタイプR(高松さん)by ピットハウスコスギ 後編

以前乗っていたホンダ『シビックタイプR』でオーディオ取り付けをはじめた高松さん、新しく乗り換えた現行のタイプRでも高音質化を実施。スピーカーに加えてDSPアンプ、さらにはサブウーファーも導入。内装カスタムも含めて香川県のピットハウスコスギが手がけた。

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◆スピーカー交換に加えてDSPアンプを導入

調整の結果、空間から現れるサウンドを実現

愛車にスピーカー交換などを施して、その高音質化にすっかり魅了された高松さん。そこで次に導入したシビックタイプRでは新しいスピーカーとしてブラムのTS20MG 35HR(ツイーター)とW6.80(ミッドバス)をインストールして、さらなる高音質化を狙った。テーマにしたのは良い音に包み込まれる感覚、そのためリアスピーカーもしっかり強化して全方位からの高音質化を進めた。

取り付けはあくまでもシンプルなのが高松さんの狙い。

「オーディオカーではありがちなAピラーの加工やドアのアウターバッフルなどもあえて無しでインストールしてもらいました。シンプルな取り付けだけど高音質なオーディオを目指したんです」

加えて、DSPアンプにはオーディソンのAPF8.9bitを用いて各スピーカーを詳細にコントロールすることにした。

「最初にDSPアンプを導入するときにはいろいろ自分で調べました。そもそもDSPアンプって何なのか、どんな機能が付いているのか、モデル選びとしてはどんなものが良いのか、などです。そうして前のクルマの時に選んだのがこのモデルでした」

こうして新システムにもDSPアンプを組み込んでシステムデザインし、各スピーカーをコントロールする調整を実施してもらうことになる。すると完成した車両のサウンドは想像以上のものとなる。

「今回のシステムにもDSPアンプを組み込んで、調整をお願いしたんです。すると完成したクルマで聴いた音はなんとも不思議でした。“空間に音が現れる”感じなんです、このサウンドは家族にも聴いてもらったんですが、びっくりしていました」

◆サブウーファーを導入する際にラゲッジの

フロアカラーに合わせて張り替え処理を実施

こうしてフロントスピーカーまわりのシステムが完成すると、次に手がけたのが低音の増強だった。そこでサブウーファーとして選んだのがオーディソンのAPBX10ASだった。

「サブウーファーはラゲッジに置くことにしたんですが、フロアに敷いたカーペットに合わせて張り替えたいと思ったんですが、そんなことができるのかなぁ? と思ってショップに相談してみたんです。すると難なく可能だと言うことがわかりオーダーしました。しかも張り替えが完成したサブウーファーを見るとロゴ部分を残す仕上がりで質感も高く、想像以上の張り替え処理だったんです。これはプロショップならではの作業だな~と感心しました」

「サウンド面でも影響が大きくて、サブウーファーの取り付け前は走行中のロードノイズが気になっていたんですが、サブウーファーを付けてからはまったく気にならなくなりました。好きな音源を聴いていても低音から高音までがバランス良く聞こえるようになり、音質がさらにアップした感覚ですごく良いですね」

オーディプレイヤーとして用いているのはウォークマンと普段使いのiPhone。ウォークマンはUSB接続して音優先の接続としている。対してiPhoneはオーディソンのB-CONを用いてブルートゥース接続して、普段使いの利便性をアップさせている。

◆信頼したショップで内装カスタムもオーダー

アンビエントライトのワンオフ取り付けを実施

高松さんはオーディオのインストールに加えて、クルマのカスタマイズもショップで相談をすることにした。気になっていたのはコクピットまわりが少し寂しいと言う点だった。

「コクピットまわりが少し暗いかなと感じていたので、内装カスタムをしたいと思ったんです。そこでショップで相談したところアンビエントライトを提案してもらったんです」

もちろん専用パーツが用意されているわけでは無いので、端子などのパーツはワンオフや加工が必要になりシビックタイプRのダッシュに合わせて専用で作ることになった。仕上がりは写真で見るとおりのスマートさ。オプション設定として用意されているようなフィット感には高松さんも満足した。

「シンプルで純正を崩さない内装が好みだったので、このアンビエントライトの取り付けは望み通りの仕上がりでした。この内装カスタムもプロショップならではの技術力とセンスだと思っています。オーダーしたことに対する対応力にも満足しています」

シビックタイプRですっかりオーディオに魅了された高松さんは、現在はもう一台の所有車にもオーディオのシステムアップを実施中。すでに純正サウンドには戻れなくなった高松さん、クルマを買ったらオーディオをインストールするのが定番になっているようだ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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