ソフィー・マルソーが習近平主席夫妻主賓の公式晩餐会に登場 ドレス姿で握手

エリゼ宮を訪れたソフィー・マルソー(ロイター)

国賓として訪仏中の中国・習近平国家主席と夫人をもてなすマクロン大統領らフランス主催の夕食会が6日、パリのエリゼ宮(大統領府)で開催され、各界セレブも多数参加した。

習氏はこの日、マクロン氏と首脳会談。晩餐会には映画「グラン・ブルー」などで知られるリュック・ベッソン監督、中国出身のテノール歌手ロンロン、女優サルマ・ハエック、シャンソン歌手ミレイユ・マチューら多彩な芸能人らが集まった中、フランスを代表する女優の一人であるソフィー・マルソーの姿もあった。

黒系統のコートをまとったマルソーは、屋内でドレス姿になって習氏と握手。政治の世界では無表情が多い中国の最高権力者も笑みを浮かべた。晩餐会には習氏夫人で国民的歌手だった彭麗媛氏も出席した。

映画「ラ・ブーム」とその続編でマルソーがアイドル的人気を博したのは1980年代前半のこと。その後は大人の女優として活躍する一方、監督業にも進出し、カンヌ国際映画祭では審査員も務めた。日本でもブームを呼んだ。先日も日本のネット媒体で「可愛すぎる57歳」と取り上げられていた。

各国元首らが国賓(待遇)として外国を訪問した際は、「ステート・ディナー」と呼ばれる公式晩餐会が開かれる。日本の岸田文雄首相も2日にマクロン氏とパリで会談し、日仏首脳昼食会が持たれた。この時は首相の訪仏主目的が経済協力開発機構(OECD)理事会出席だった。国賓待遇で招かれた4月の訪米では裕子夫人とともにバイデン大統領主催のステート・ディナーで主賓としてもてなされ、有名シンガー・ソングライターのポール・サイモンが歌を披露した。

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