クロップ監督退任で去就注目も…ファン・ダイクは残留を強調「ここで幸せ」

リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、同クラブでプレーを続けるつもりであることを明かした。6日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

2015年10月からリヴァプールを率いているクロップ監督だが、すでに今シーズン限りで退任することを表明しており、後任には現在フェイエノールトを率いるオランダ人指揮官アルネ・スロット氏が就任することが濃厚視されている。

約9年間続いたクロップ政権から大きな変革期を迎えるリヴァプール。その中で、2018年1月から同クラブでプレーし、今シーズンからはキャプテンにも就任しているファン・ダイクも現行契約が2025年6月30日までとなっていることから、今夏にリヴァプールを離れる可能性が噂されており、動向には注目が集まっている。

しかし、ファン・ダイクは「大きな変化が起きるだろうが、僕もその一員だよ」と現時点では今夏にクラブを離れる意思がないことを明言した。

「クラブは誰が新しい監督になるかでとても忙しいと思うし、それが最大の焦点でもある。これまでも言ってきたように僕はここでとても幸せで、このクラブを愛している。それは見ての通りだよ。すでに僕の人生の大きな部分を占めているし、僕が言えるのはそれがすべてだ」

「多くの変化が起こるだろう。怖いという言葉が適切とは言えないが、これから何が起きるかは非常に興味深く、楽しみでもあるよ」

また、退任するクロップ監督に向けてファン・ダイクは「彼のためにプレーし、彼とバッジのために戦ったことを本当に誇りに思うし、長年にわたって僕たちが成し遂げた成功の数も数えている」と語りながら、最終戦まで全力を尽くすことを強調した。

「最終日は感情的になるだろうけど、それも時には人生の一部だ。舞台裏では多くのことが起こっているけど、僕たちは試合に集中する。それが僕たちの義務であり、仕事でもある。残りの勝ち点6獲得を目指してパフォーマンスを発揮したい」

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