アーセナル、マンチェスター・シティともに譲らず リヴァプールはトッテナムに快勝|プレミアリーグ 第36節 結果まとめ

写真:アーセナルの冨安健洋はボーンマス戦に先発出場した ©Getty Images

日本時間5月4日から7日にかけて、プレミアリーグ第36節の10試合が行われた。

暫定首位のアーセナルはホームにボーンマスを迎えての一戦。冨安健洋は左サイドバックとして先発出場した。序盤から相手陣内で多くの時間を過ごして何度もシュートチャンスを作ると、42分にカイ・ハヴァーツがペナルティーエリア内で相手GKと接触して倒れ、PKを獲得。ブカヨ・サカが冷静にキックを成功させて45分に先制し前半を折り返す。後半はボーンマスが決定機を迎える場面もあったものの、引き続きゲームをコントロールすると、70分にはデクラン・ライスからのパスを受けたレアンドロ・トロサールが追加点を奪う。後半アディショナルタイムにはカウンターからライスがダメ押しゴールを奪い、3-0の快勝を収めた。冨安はフル出場し、攻守で存在感を示した。

暫定2位のマンチェスター・シティはホームでウルブスと対戦。開始早々の10分にPKを獲得し、アーリン・ハーランドが難なくキックを成功させて12分に先制する。ハーランドは35分には打点の高いヘディングシュートで、前半アディショナルタイムにはPKで追加点を奪い、前半だけでハットトリックを達成する。ウルブスも53分にファン・ヒチャンが1点を返したが、その1分後にはカウンターからハーランドがこの日4ゴール目を決めて再び突き放す。その後も攻勢を続け、85分にはフリアン・アルバレスがダメ押しゴールを奪い5-1の完勝を収めた。

3位リヴァプールは5位トッテナムをホームに迎えての大一番。序盤から人数をかけた攻撃を何度も繰り出して相手を押し込むと、16分にはコーディ・ガクポのクロスに対してライン裏に抜け出したモハメド・サラーが頭で合わせて先制する。前半終了間際にアンドリュー・ロバートソンがサラーのシュートのこぼれ球を押し込んで追加点を奪うと、後半も攻撃の手を緩めず、50分にガクポ、59分にはハーヴェイ・エリオットが追加点を奪う。トッテナムもその後、リシャーリソンとソン・フンミンがゴールを決めて意地を見せたが、リヴァプールがそのまま逃げ切りに成功した。遠藤航はアンカーの位置で先発出場し、65分までプレーした。

4位アストンヴィラはブライトンとのアウェーゲームに挑んだが、終始、相手にペースを握られると、87分にはジョアン・ペドロにゴールを決められ、これが決勝点になった。チェルシーはニコラス・ジャクソンの2ゴールなど大量5点を奪い、ウェストハムに5-0と快勝。クリスタルパレス vs マンチェスター・ユナイテッドの一戦は、12分にマイケル・オリーセが独力で中央をこじ開けてクリスタルパレスに先制点をもたらすと、40分にはジャン=フィリップ・マテタが左足の豪快な一撃で追加点を奪う。後半に入ってもクリスタルパレスの勢いは衰えず、58分にはタイリック・ミッチェル、66分には再びオリーセがゴール。マンチェスター・ユナイテッドは最後まで見せ場を作れず、クリスタルパレスが4-0で快勝した。ブレントフォード vs フラムはスコアレスドローに終わっている。

残留争いは依然、混沌としている。17位ノッティガンム・フォレストは降格が決まっている最下位シェフィールド・ユナイテッドとのアウェーゲームに臨み、カラム・ハドソン=オドイの2ゴールなどで3-1と勝利。勝ち点を「29」に伸ばした。18位ルートン・タウンはエヴァートンと対戦し、1-1のドロー。橋岡大樹はベンチスタートとなり、出場機会は訪れなかった。1ポイント上積みして勝ち点は「26」となった。バーンリーはニューカッスルをホームに迎えての一戦だったが、1-4と完敗。勝ち点は「24」のままとなっている。
 

◉プレミアリーグ 第36節 結果

ルートン・タウン 1-1 エヴァートン(ハイライト動画
アーセナル 3-0 ボーンマス(ハイライト動画
ブレントフォード 0-0 フラム(ハイライト動画
バーンリー 1-4 ニューカッスル(ハイライト動画
シェフィールド・ユナイテッド 1-3 ノッティガンム・フォレスト(ハイライト動画
マンチェスター・シティ 5-1 ウルヴス(ハイライト動画
ブライトン 1-0 アストンヴィラ(ハイライト動画
チェルシー 5-0 ウェストハム(ハイライト動画
リヴァプール 4-2 トッテナム(ハイライト動画
クリスタルパレス 4-0 マンチェスター・ユナイテッド

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