TDS新エリア「ファンタジースプリングス」が公開 ラプンツェルの塔からは歌声も…全容を撮り下ろし【ネタバレ注意】

ファンタジースプリングスホテルのエントランスを抜けるとミッキーマウスのオブジェが【写真:ENCOUNT編集部】

約3200億円。史上最大規模の開発

6月6日にオープンする東京ディズニーシーの8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」が7日、メディアに初公開された。

「ファンタジースプリングス」は、『アナと雪の女王』がテーマの「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』がテーマの「ラプンツェルの森」、『ピーター・パン』がテーマの「ピーターパンのネバーランド」の3エリアと、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される。

ロストリバーデルタとアラビアンコーストの間からつながる「ファンタジースプリングス」の巨大な岩の入口に魔法の泉があり、ゲストをディズニーファンタジーの世界へといざなう。2019年5月の工事着手から、コロナ禍を挟み、オープンまで約5年。約3200億円をかけた東京ディズニーシー史上最大規模の開発となった。

アレンデール城の中はレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」【写真:ENCOUNT編集部】

「フローズンキングダム」には、アレンデール王国の美しい風景が広がり、アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」では、「真実の愛」が凍った心を溶かす壮大かつ心温まる姉妹の物語を、ディズニー映画『アナと雪の女王』の名曲とともに楽しむことができる。

また、アレンデール城の中にある、約570席のカウンターサービスのレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」。アナとエルサは、城の門を開けてアレンデール王国の人々を祝宴に招待し、ゲストはダイニングエリアとして開放されたお城の部屋でお食事を楽しむことができる。

塔からはラプンツェルの歌声が響く【写真:ENCOUNT編集部】

「ラプンツェルの森」には、ラプンツェルが小さい頃から暮らしていた塔がそびえ、アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」では、年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックなボートの旅を体験できる。

さらに映画の中でラプンツェルが酒場の荒くれ者たちと友だちになった場所、レストラン「「スナグリーダックリング」も。約620席のカウンターサービスのレストランで、この酒場は隣に立つ巨木によって傾き、枝の葉の陰に隠れている。酒場の入口の前には「スナグリーダックリング」と書かれた愛嬌のあるアヒルの看板がぶら下がり、ゲストを迎える。店内は、映画の世界を再現する酒場や馬小屋などをイメージした部屋に分かれ、装飾の細部には、この酒場の愛すべき荒くれ者たちの、夢をかなえた幸せな物語が示されている。

フック船長の海賊船やドクロ岩も【写真:ENCOUNT編集部】

「ピーターパンのネバーランド」では、ディズニー映画『ピーター・パン』でおなじみのフック船長の海賊船やドクロ岩など冒険心をくすぐるネバーランドの景色が広がる。ネバーランドの空を飛び、ピーターパンたちとともにフック船長に立ち向かう壮大な冒険の旅を体験するアトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」のほか、ティンカーベルの暮らす妖精の谷「ピクシー・ホロウ」で、ゲストが妖精の大きさになって四季をめぐるアトラクション「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」を楽しめる。

また、レストラン「ルックアウト・クックアウト」は、約200席のカウンターサービスのレストランで、ロストキッズによって作られた隠れ家だ。遊び心にあふれ、どこか懐かしさも感じさせるこのレストランは、難破してネバーランドに漂着した船の残がいや漂流物などが建物の材料として使われている。中には、パジャマやハンモックなど、ロストキッズが普段使っているものがあり、彼らの生活の一部を垣間見ることができる。ENCOUNT編集部

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