広島市が今年の8月6日に平和記念公園（中区）で開く平和記念式典で、原爆慰霊碑周辺までだった規制エリアを平和記念公園全体に広げる方針を固めたことが7日、分かった。昨年の8月6日にデモ団体の一部が市職員に集団で体当たりしたとされる事件を受けて安全対策を強化。デモ団体が集まる原爆ドーム周辺も式典会場とし、拡声器やプラカードを持ち込めなくする。
複数の関係者によると、8月6日午前5時から同9時まで平和記念公園全体で入場規制をする。式典会場入場口を6カ所設け、手荷物検査を実施。拡声器やプラカード、のぼりの持ち込みを禁止する。
