RBペニーがRBを多く擁するパンサーズと契約へ

ラシャード・ペニー【NFL】

カロライナ・パンサーズが9人目のランニングバック(RB)を加えることになりそうだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(月)に状況を知る人物の話を元に報じたところによると、パンサーズがフリーエージェント(FA)でベテランのRBラシャード・ペニーと契約する見込みだという。

最初にこの契約を伝えたのは『ESPN』だ。

ペニーはパンサーズのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスと再会することになる。2人はペニーがキャリア最初の5年間をシアトル・シーホークスで過ごしている時に一緒だった。

かつて1巡目で指名されたペニーは2023年シーズンをフィラデルフィア・イーグルスで過ごしたものの、レギュラーシーズン中はほとんど出番がなかった。ディアンドレ・スイフトやケニス・ゲインウェルと先発争いをしながらトレーニングキャンプに参加したペニーは、プレシーズンゲームでは目立つことができず、シーズンが始まるとローテーションから外された。わずか3試合の出場にとどまったペニーはキャリー11回で33ヤードをマークしている。これらのアテンプトのうち6回は、ニューヨーク・ジャイアンツに大敗したシーズン第18週に記録されたものだ。

シアトル・シーホークス時代のペニーはサイズとスピードの両方を生かして1回に大きなヤード数を稼いでおり、シーホークスで過ごした5シーズンでキャリー平均5.7ヤードを記録。しかし、ケガが常に悩みの種だった。キャリアを通じてペニーはシーズンをフルで出場したことはなく、2022年シーズンは腓骨骨折でシーズンを終えた。

このケガでペニーのキャリアは台無しになっていたかもしれない。シーホークス時代にペニーを間近で見ていたカナルスHCは、足の負傷からさらに1年経てば、28歳のペニーがかつての姿を取り戻すかもしれないと期待しているようだ。

パンサーズのランニングバックのポジションは満員になっている。ドラフト2巡目指名のジョナソン・ブルックスがリードバックを任されそうだが、今はACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰中だ。チュバ・フバードは昨シーズンにパンサーズでトップとなる902ランヤードをマーク。マイルズ・サンダースは昨シーズンに大型契約で獲得した選手だ。他にもラヒーム・ブラックシア、マイク・ブーン、スペンサー・ブラウン、元プロボウラーのタリク・コーエンがいる。また、パンサーズはドラフト外ルーキーのフリーエージェントでジェイデン・シルデンと契約しており、ランニングバック陣の補強を進めている。

【KO】

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