豪23/24年度予算、総債務減少の見込み=財務省

[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア財務省は6日、今年度(6月末まで)は政府予算の債務総額が減少し、今後数年間は債務比率のピークが低下するとの見通しを示した。

ロイターが確認した14日公表予定の予算抜粋によると、今年度の負債総額は9040億豪ドル(5985億4000万ドル)になる見込みで、2022年の選挙で敗北する前に前政権が示した予想を1520億豪ドル下回るとみられている。

これにより、今後10年間の利払いは約800億ドル削減される見通し。また債務総額は26─27年度の国内総生産(GDP)比で35.2%になりピークに達すると予想されている。これまでは、27─28年度に35.4%と予想されていた。

チャーマーズ財務相は6日の記者会見で「われわれの努力により、予算における債務は前政権の見込みをはるかに下回るだろう」と述べた。

14日発表の予算では約20年ぶりに2年度連続で財政黒字となるとみられている。

© ロイター