去就揺れるサンチョにドルトムント指揮官「この時間をできるだけ特別なものに」

ドルトムントにローン移籍中のサンチョ[写真:Getty Images]

ドルトムントを率いるエディン・テルジッチ監督がイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(24)の去就に口を閉ざした。

2021年夏のマンチェスター・ユナイテッド入りで母国復帰を果たしたサンチョだが、期待どおりの働きができずにいるなか、今季に入ってエリク・テン・ハグ監督との確執が表沙汰に。今年1月から買取オプションなしの半年ローンでドルトムントに復帰した。

ドルトムント復帰後は徐々に調子を取り戻していき、ここまで公式戦17試合で3得点2アシスト。パリ・サンジェルマン(PSG)とのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでは果敢な仕掛けで輝き、ユナイテッドが手放したのは失策ではとの意見も聞こえてくる。

ひとまずのユナイテッド復帰が既定路線の去就を巡ってはドルトムントのスポーツディレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏から来季のチームにも残せるよう「あらゆるトライをする」との発言がなされるが、指揮官は多くを語らずだ。

イギリス『スカイ・スポーツ』によると、テルジッチ監督はサンチョの残留可能性に「短期的な未来に巡っては話をしたよ」と話すにとどめ、「この時間をできるだけ特別なものに」との思いから、7日に敵地で行われるPSGとのリターンレグでの活躍を期待した。

「明日は非常に重要な試合で、ひょっとしたら、彼のキャリアで最も大きな試合になるかもしれない。我々は彼に心から満足だ。彼がチームにいてくれるのをあらゆる方向からハッピーに思っている。彼からも我々といるのを喜んでいるのが伝わってくると思う」

「この話がいつまで続くかわからない。7月1日からは我々の選手ではないという契約だが、それまでは我々が持つこの時間をできるだけ特別なものにしていくつもり。我々は彼が良い状態なのを実感している。大きな試合は大きな選手が決めるものだと思う」

「明日は彼にも決めるチャンスがあることだろうね」

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